歴史街道 COMMUNITY
◆第427回『伊賀路に響く獅子神楽』(令和7年9月後半)
制作/伊賀上野ケーブルテレビ
祭りとは、神と人々が交流する限られた時だけの濃密な時間です。中でも神の化身である獅子と人々の交わりである獅子舞は、かつて伊賀では80ヶ所近くで、伝承されていました。その原型は伊賀国の一の宮・敢国神社の獅子神楽と考えられています。三重県内に伝わる様々な獅子舞と敢国神社の歴史から、伊賀の獅子舞の特徴と分布をさぐります。
◆第426回『天王寺 寺町ものがたり』(令和7年9月前半)
制作/J:COM
寺院の数が全国で2番目の多さを誇る大阪。京都や奈良の寺院数よりも多い。その中でも、大阪市内だけで3割の寺院があり、天王寺区の谷町筋~松屋町筋(東西)千日前通~国道25号「逢坂」(南北)のエリア(東西400メートル、南北1400メートル)には約80のお寺さんが集中しています。全国でも珍しい寺町。
大寺院は少ないが、中小寺院が多い町。なぜこの町が寺院が多いのか?そしてこの町の魅力とは?その秘密に迫ります。
◆第425回『播磨を駆け抜けた鉄道』(令和7年8月後半)
制作:姫路ケーブルテレビ
古くから西国街道と但馬、因幡、出雲の街道が結節する交通の要衝として栄えてきた姫路。明治以降は山陽鉄道や播但鉄道などの鉄道路線が敷設され、高度成長期にはモノレールも建設されました。今回は少し懐かしい姫路近郊の失われた旅情を交えながら播磨の鉄道ランドスケープをご紹介します。
◆第424回『ますます恋する 万葉集』(令和7年8月前半)
制作:近鉄ケーブルネットワーク
「万葉集」には、奈良を舞台にした歌が数多く残されています。なかでも注目したいのは、今の私たちと驚くほど似た“恋の気持ち”。片想い、すれ違い、胸に秘めた想い・・・千年以上前の歌なのに、まるで現代の心を映したような恋の歌がそこにあります。今回は奈良市内、山の辺の道、そして日本最古の都があった明日香村を巡りながら、万葉びとの恋心とともに当時の暮らしや文化を紐解いていきます。
◆第423回『いなみ野台地~水をもとめて~』(令和7年7月後半)
制作:BAN-BANネットワークス
兵庫県にある稲美町の地形は、「いなみ野台地」と呼ばれ、河川よりおよそ30メートルから40メートルほど高い位置にあります。もともと瀬戸内式気候のため降水量が少なく、農業用水の確保に苦労しました。そのため古くから水をもとめて多くのため池を造り、さらに、疏水事業により遠方から水を引く努力を続けてきました。町内では、疎水の歴史をオリジナルミュージカルとして上演。「いなみ野台地」をテーマに、豊かな水をもとめた人たちの歴史を振り返ります。
◆第422回『名張で起こった乱 信長を本気にさせた・天正伊賀の乱』(令和7年7月前半)
制作:アドバンスコープ
戦国時代後期、大名による国盗り合戦が勢いを増すなか、畿内を中心に支配を広げる織田信長が次の標的として狙いを定めたのは伊賀。数万の大軍を擁する信長にとって大名支配の無かった小国・伊賀の地を攻め落とすのは容易いはずだった。天下人、織田信長を苦しめ本気にさせた戦い『天正伊賀の乱』に迫ります。
◆第421回『岸和田を巡る武将たちの攻防「三好実休」』(令和7年6月後半)
制作:テレビ岸和田
時は戦国時代。
畿内の大半をおさえ室町幕府の実権を握り、天下人の目前まで迫っていた
三好長慶の弟、三好実休は、安宅冬康と十河一存の三好4兄弟でした。
十河一存は岸和田城の城主となっていましたが、急死。
その後、和泉の支配がゆるみ、攻められることになります。
実休は久米田池のそばに本陣を置き、決着となる「久米田の戦い」(永禄5年・1562年)で命を落とすことに。
この岸和田での合戦はその後の日本の歴史に大きく関わるできごとだったのかもしれません。
今回は、久米田の戦いで攻防を繰り広げた「三好実休」に迫ります。
◆第420回『ゾウが来た道 ~まち歩きで楽しむ今と昔~』(令和7年6月前半)
制作:ベイ・コミュニケーションズ
1970年に行われた大阪万博ではタイから16頭のゾウがやってきました。
船でやってきたゾウたちは、神戸港から万博会場までの道のり約40キロを歩いて移動。
西宮では市民に歓迎されながら国道171号線を行進しました。
大阪・関西万博の開催に合わせて55年前の大阪万博を振り返り、
ゾウが歩いた道の紹介とともに西宮のまちを歩きながら、時代によって変わるまちの風景を楽しみます。
◆第419回『「網野銚子山古墳整備事業」京都府京丹後市』(令和7年5月後半)
制作:全関西ケーブルテレビジョン
丹後地方は弥生時代から古墳時代にかけて丹後王国と呼ばれる勢力があったと言われ 、海を見渡せる巨大古墳が点在しています。中でも京都府京丹後市にある網野銚子山古墳は墳丘長約201mを測る日本海側最大の前方後円墳です。網野銚子山古墳では平成30年から令和7年4月にかけ、発掘調査及び整備事業が行われてきました。今回は、整備が完了した網野銚子山古墳の様子や発掘調査の状況についてお伝えします。
◆第418回『「伊勢山田傘」~途絶えた伝統を未来へつなぐ~』(令和7年5月前半)
制作:ZTV
明治期には三重県伊勢市の主要産業の一つとなり、ピークの大正期には製造所の数が約100に上ったという「伊勢山田傘」。洋傘の普及などで戦後は生産が激減。1980年代に生産が途絶えてしまいました。しかし大正期に創業し、伊勢山田傘を作っていたという傘製造卸の4代目が、その復活を目指して奮闘しています。古い道具は残っているものの、作り方の詳細は伝わっていない中、「この地方で根付いた傘作りの技法を記録に残し、実際に作ることで伝統をつなぎたい」との想いで、試行錯誤を続けています。伊勢山田傘は婚礼時に贈られた蛇の目傘や、子守用として使われた絵日傘などがあり、地域の暮らしや文化ともに密接に関係していました。
◆第417回『勝手神社の神事踊 祈りの気持ちを一(いつ)にして』(令和7年4月後半)
制作:伊賀上野ケーブルテレビ
カンコと呼ばれる胸につけた太鼓を打ち鳴らし、たおやかなテンポの囃子にあわせて舞うカンコ踊り。
背中につけた花飾りが優雅に揺れる勝手神社の神事踊は「風流踊」のひとつとして、
ユネスコ無形文化遺産に登録されています。
番組では踊りのルーツや踊りの流れと所作をご紹介します。
◆第416回『映画のまち、京都~日本映画を支える小道具~』(令和7年4月前半)
制作:J:COM
かつて、多くの映画撮影所が軒を連ね、日本のハリウッドとよばれた京都。
この地に日本映画の創成期から、小道具・美術装飾の提供で知られる「髙津商会」があります。
道具を貸し出したきっかけは、ある人物との縁から始まったのです。
今も日本の映画・ドラマを支え続ける、髙津商会の仕事の数々をご紹介します。
◆第415回『夢とロマン溢れる「とみす金の道プロジェクト」』(令和7年3月後半)
制作:姫路ケーブルテレビ
姫路市北部の山間にある「富栖(とみす)の里」は大正から昭和時代にかけて栄えた“富栖鉱山”の坑道跡をそのまま利用した坑道ラドン浴が楽しめる日本唯一の施設です。現在この施設を拠点に『とみす金の道プロジェクト』が進行中で、“富栖鉱山”の歴史を広く発信しようとしています。番組では、人々に忘れ去られた“富栖鉱山”の歴史に迫ります。
◆第414回『未来に残す-文化財修復の今-』(令和7年3月前半)
制作:近鉄ケーブルネットワーク
令和4年(2022)3月、奈良県天理市にオープンした「なら歴史芸術文化村」。奈良の歴史や芸術、文化を見て触れて体験できる複合施設です。建物は4棟で構成され、中でも注目すべきが、「文化財修復・展示棟」です。仏像等彫刻、絵画・書跡等、建造物、考古遺物の文化財4分野の修理作業現場の工房を備え、作業の様子を通年公開しています。単に見学するだけではなく体験コーナーやイベントも開催され、文化財修理の今に触れることのできる施設です。今回は「なら歴史芸術文化村」にスポットを当てご紹介します。
◆第413回『播磨「オポナカ」古代の村』(令和7年2月後半)
制作:BAN-BANネットワークス
兵庫県加古郡播磨町には、弥生時代後期から古墳時代初頭の代表的な遺跡「大中遺跡」があります。1962年(昭和37年)、町内に住む3人の中学生によって発見されました。現在では「播磨大中古代の村」として整備され 地域の憩いの場として親しまれています。古代の人達はこの地で一体どんな生活を営んでいたのか? 発掘された出土品の数々から、彼らの日常や文化を少しのぞき見してみましょう。
◆第412回『肉の横綱 伊賀牛の歩み』(令和7年2月前半)
制作:アドバンスコープ
三重県の名産のひとつ、“肉の芸術品”として全国にその名が知れ渡る『松阪(まつさか)牛(うし)』。“美し国三重”には、この松阪牛に勝るとも劣らない肉の横綱といわれる『伊賀(いが)牛(うし)』があります。今回番組では、伊賀市・名張市で受け継がれてきた もうひとつの三重のブランド肉、『伊賀牛』の歩みをご紹介します。
◆第411回『新年に願いを込めた大注連縄』(令和7年1月後半)
制作:テレビ岸和田
岸和田市内には、奈良県桜井市にある大神神社の分祀である照友神社があります。昭和29年から岸和田市内では、照友神社の関係者でつくる「照友会」のメンバーらが大神神社に奉納する大注連縄を製作しています。大注連縄は大きいもので長さが1本8メートルにもおよびます。番組ではこの大注連縄作りを中心にご紹介します。
◆第410回『絵馬に願えば』(令和7年1月前半)
制作:ベイ・コミュニケーションズ
日本では願いを書いて、また願いがかなったお礼として神社に奉納する習慣のある絵馬。そんな絵馬ですが、願い事だけではなく感謝の気持ちや世の中に対する思いなどを様々な方法で表現し、奉納するという使われ方もあります。今回は昔から受け継がれてきた絵馬の様々な使われ方についてご紹介します。
◆第409回『「八東川にまつわる治水家のお話」鳥取県八頭郡八頭町』(令和6年12月後半)
制作:全関西ケーブルビジョン
八東川は、鳥取県と兵庫県の県境である戸倉峠を源に一級河川千代川に注ぐ支川です。河川に沿って帯状に耕地がひらけており、それらを取り囲むように山地が分布するこの地域は古くから農林業が盛んで、現在も稲作を中心に梨・柿などの果樹栽培も盛んに行われています。川の中流区間には、「徳丸どんど」と言われる自然滝があり、景勝地として親しまれています。今回はこの八東川にまつわる江戸時代の治水家についてご紹介します。
◆第408回『熊野古道 伊勢路「曽根次郎坂・太郎坂」を歩く ~世界遺産登録20周年を迎えて~ 』(令和6年12月前半)
制作:ZTV
2024年7月7日、熊野古道が世界遺産に登録されて20周年を迎えました。伊勢路は伊勢神宮からはじまり、熊野三山へと向かうルートです。いくつもの峠道の中から今回は、熊野市文化財専門委員長を務める三石学さんと「曽根次郎坂・太郎坂」を歩きます。景観や歴史から現代人が何を感じるのか、現在も多くの人々が歩く熊野古道の魅力にせまります。
◆第407回『町中で出会えるお地蔵さん 』(令和6年11月後半)
制作:伊賀上野ケーブルテレビ
皆が親しみを込めて呼ぶお地蔵さん。町の辻や道路ぎわ、墓地など色々なところでお地蔵さんが私たちを見守っています。番組では、地蔵信仰の歴史をひもときながら、伊賀の町中にあるお地蔵さんに会いにいきます。
◆第406回『琵琶湖疏水 京都復興の軌跡を巡る 』(令和6年11月前半)
制作:J:COM
京都と大津をつなぐ奇跡の水路、「琵琶湖疏水」。 それは明治期に成し遂げられた一大事業でした。第1疏水完成後、大都市として更なる発展を目指し、「京都市三大事業」として、第2疏水の建設に着工します。京都の街と人々に多くの潤いと活力をもたらした琵琶湖疏水。近代京都の基盤をつくった、偉業の数々を紹介します。
◆第405回『瑞雲山常福寺を訪ねて』(令和6年10月後半)
制作:姫路ケーブルテレビ
兵庫県姫路市香寺町にある瑞雲山常福寺は、江戸時代に建てられた黄檗宗の寺院で 中国風の楼門と本堂が美しく、キリシタン灯篭や裏山から出土した瓦製の阿弥陀如来坐像など貴重な文化財が残っています。また、今年6月に樹木の伐採作業をおこない、往時の姿に蘇った方丈庭園は兵庫県屈指の日本庭園として知られています。番組では美しい寺院建築と庭園、文化財の数々をご紹介します。
◆第404回『足下を支える奈良の産業』(令和6年10月前半)
制作:近鉄ケーブルネットワーク
奈良は靴下やサンダルなど、履物産業が盛んな地域です。靴下の歴史は、江戸時代の初めから農家の副業として木綿や絣(かすり)を生産し、靴下を作り始めたのがきっかけと言われています。このたび2025年大阪・関西万博のスタッフユニフォームにおいて、奈良県内の企業がつくる靴下が採用されました。また、足の甲だけを覆うつっかけタイプの「ヘップサンダル」は、ご近所履きとして古くから愛用されてきましたが、このサンダルも時代の流れとともに進化し続けています。今回は履物の産地、奈良の足下産業をご紹介します。
◆第403回『兵庫県加古川市のくつ下文化』(令和6年9月後半)
制作:BAN-BANネットワークス
加古川市の靴下製造は130年の歴史があり、現在も市内で多くの製造工場が稼働し海外製品に負けない高品質な靴下を送り出しています。そうしたなか、今年度からは更に販路を広げるべく新たな取り組みを展開されています。全国へ羽ばたこうとしているメイドイン加古川の製品をご覧ください。
◆第402回『名張青山歴史街道をゆく~知られざる戦時下の報道写真ニュース~』(令和6年9月前半)
制作:アドバンスコープ
人々の暮らしが戦争と共にあった激動の昭和初期。全国の工場や学校などの掲示板には、遠い海の向こうで繰り広げられる戦の様子などを伝えた報道写真がありました。今回の歴史街道は、第二次世界大戦中 国策として報じられた報道写真「同盟写真特報」から、知られざる戦争の記憶をご紹介します。
◆第401回『岸和田城 城下町を巡る』(令和6年8月後半)
制作:テレビ岸和田
江戸時代、参勤交代路として街道整備が急速に進んだことで、岸和田は城下町として賑わいました。岸和田城の城下町として栄えた市街地周辺には、当時の面影を残す街道や城の鎮守として崇められた神社など多くの歴史スポットがあります。今回は「岸和田だんじり祭」の開催を目前に控えた岸和田城の城下町の様子をご紹介します。
◆第400回『水とともに生きるまち大阪~大阪市下水道科学館~』(令和6年8月前半)
制作:ベイコミュニケーションズ
近年、豪雨による浸水や、排水による海洋生態系への影響など、下水道そして下水処理施設の重要性が再認識されています。古くから下水道が整備されていたまち「水の都 大阪」。今回は大阪市下水道科学館を訪れ、大阪の街における下水の歴史、また現在の下水がどのように処理され環境が守られているのかをご紹介します。
◆第399回『「浦嶋神社」京都府与謝郡伊根町』(令和6年7月後半)
制作:全関西ケーブルテレビジョン
「浦嶋神社」は京都府与謝郡伊根町にある“浦島太郎”発祥の社です。日本最古の正史「日本書紀」にはこの地の浦嶋伝承が記され、その伝承は今なおこの地に脈々と受け継がれています。また境内には玉手箱をはじめ、物語の様子を描いた絵巻などが大切に保管されています。番組では「浦嶋神社」に伝わる浦嶋伝承や貴重な文化財等をご紹介します。
◆第398回『急峻な峡谷が観光スポットに!~嵯峨野トロッコ列車の軌跡~』(令和6年7月前半)
制作:ZTV
年間利用客約100万人!今や関西屈指の観光列車と言われる『嵯峨野トロッコ列車』。
京都の嵐山と亀岡を結ぶ『嵯峨野トロッコ列車』は四季を通じて、保津川渓谷の美しい自然が楽しめる観光客に人気の列車です。トロッコ列車の鉄路は、1899年に開業した『京都鉄道』の廃線を利用して運営されていますが、実は当時、急峻な保津峡に鉄道を通すために幾多の困難がありました。
◆第397回『初春の伊賀 豊かな暮らしを願うカンジョウナワ行事』(令和6年6月後半)
制作:伊賀上野ケーブルテレビ
伊賀地域には、初春に災いを避け地域の豊かな暮らしを願うカンジョウナワ行事が伝わっています。村境の道や川に大しめ縄を掛けわたし、病や悪霊を退散させるものです。番組では、その分布や形をご紹介します。
◆第396回『明治の偉業・琵琶湖疏水ものがたり』(令和6年6月前半)
制作:J:COM
京都と大津をつなぐ奇跡の水路「琵琶湖疏水」。それは明治期に成し遂げられた一大事業でした。先進の技術を取り入れ、未来の京都のために建設された琵琶湖疏水。このプロジェクトがどのように計画・建設されたのか、琵琶湖疏水記念館の展示を通してご紹介します。
◆第395回『わずか四半世紀の歴史、播電鉄道』(令和6年5月後半)
制作:姫路ケーブルテレビ
鉄道黎明期の明治時代、兵庫県下で2番目の電気鉄道で前身の龍野電鉄が開業。軽便鉄道としては高規格の標準軌道で網干港から新宮町まで約17kmを結び、貨物や旅客輸送で活躍しました。しかし開業から四半世紀で廃線。昭和初期に姫路から線路を延ばした姫津線(現在のJR姫新線)の開通が大きな要因となりました。今回は、今も残る数少ない遺構と歴史をご紹介します。
◆第394回『わずか9年 幻の大仏鉄道』(令和6年5月前半)
制作:近鉄ケーブルネットワーク
今から約130年前、現在の木津川市加茂町と奈良市を結ぶ9.9kmの路線が存在しました。東大寺大仏殿の最寄りである大仏駅を終着駅とした「大仏鉄道」です。しかし運行は、わずか9年で廃線となり、営業期間が短く当時の資料も乏しいことから、いつしか「幻の大仏鉄道」と呼ばれようになりました。番組では、急勾配を駆け抜けたとされる色鮮やかな深紅の蒸気機関車「電光(いなづま)号」の再現CGと共に、遺構を巡りながら遥か昔の鉄道浪漫に想いを馳せます。
◆第393回『加古川の食肉文化について』(令和6年4月後半)
制作:BAN-BANネットワークス
加古川市では兵庫県内で産まれた但馬牛のうち、市内の農家で育てられた牛を地元ブランド
「加古川和牛」と呼んでいます。まちでは古くから食肉文化が根付き、
数多くの精肉店や焼肉店が立ち並んでいます。
番組では改良を重ねて作り出された加古川のブランド牛と食文化についてご紹介します。
◆第392回『石を刻む歴史 名張の石工』(令和6年4月前半)
制作:アドバンスコープ
城壁や橋梁など古くから建築に使用されてきた石は、人々の生活の中に様々な用途で使われてきました。
なかでも神社仏閣をはじめ仏像や灯籠、道標などは、身近な所に点在しています。
そして、これら石造物の多くはその土地で採れた自然石が使われ、
また、そこには石工とよばれる職人が存在し技を振るっていました。
今回は、三重県名張市における石切り場と石工の歴史を探ります。
◆第391回『熊野街道をめぐる』(令和6年3月後半)
制作:テレビ岸和田
熊野三山の参詣道として利用された熊野街道。
摂津国から和泉国を通り、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社へと続く道です。
平安時代の中ごろから、法皇や上皇などもこの道を通られ、信仰の聖地へ参詣に訪れていました。
岸和田市内の街道沿いには、白河上皇がこの地を訪れた際に、囲碁を囲まれたとされる場所があり、
碁石山・浄行寺の境内に残されています。今回は、熊野街道に残る歴史をご紹介します。
◆第390回『お金ってなあに?紙をお金として使うには』(令和6年3月前半)
制作:ベイ・コミュニケーションズ
2024年、日本銀行券が新しくなります。
偽造を防ぐ最先端技術が施されるなど話題になっていますが、そもそも紙がお金として使えるってどういうことなのでしょうか。
今回は西宮市立郷土資料館に保管されている藩札・私札(しさつ)、またそれらに使われた名塩の和紙などを紹介しながら、
紙がお金として使われてきた歴史を知り、あらためてお金の役割について考えます。
◆第389回『「立野遺跡出土品展」和歌山県西牟婁郡すさみ町』(令和6年2月後半)
制作:全関西ケーブルテレビジョン
「立野遺跡」は和歌山県西牟婁郡すさみ町に所在する遺跡で、昭和51年に発見されました。
平成22年~26年度の公共事業に伴う発掘調査において、弥生時代から中世にかけての多くの重要な遺構が発見され、川跡から大量の木製品や石器、土器類が出土しました。
出土品の一部は「立野遺跡出土品」として平成29年に県の指定文化財に登録されています。
今回はその貴重な出土品等の展示を見ながら、すさみ町周辺地域の古代の歴史に迫ります。
◆第388回『陶芸家「川喜田半泥子」』(令和6年2月前半)
制作:ZTV
昨年、没後60周年をむかえた陶芸家、川喜田半泥子(かわきたはんでいし)。
「東の魯山人(ろさんじん)、西の半泥子」といわれ、その作品は今なお高く評価されています。
番組では三重県の偉大な陶芸家、川喜田半泥子の歴史をご紹介します。
◆第387回『徳川家康、人生最大の危機 伊賀越えを推理する』(令和6年1月後半)
制作:伊賀上野ケーブルテレビ
今から約440年前、伊賀の山々を駆け抜け必死の逃避行を試みた男がいました。
徳川家康、当時41歳。後に自ら「人生最大の危機」と語った堺から領地三河に向けての大脱出。
番組では、伊賀越えはどのように行われたのかを探ります。
◆第386回『幻の都・長岡京~よみがえる歴史と文化~』(令和6年1月前半)
制作:JCOM
わずか10年の間、「長岡京」という都がありました。
文献上だけの幻の都とされていましたが、中山修一氏をはじめとする地域の人々や、
研究者によってその存在が立証されたのです。
大極殿発掘から徐々に明らかとなってきた長岡京の歴史・文化を、向日市文化資料館の常設展示を通して
ご紹介します。
◆第385回『世界遺産姫路城のもと大名行列を再現!』(令和5年12月後半)
制作:姫路ケーブルテレビ
姫路市では大名行列の再現に向け、衣装や道具の復元、隊列の所作の練習などの取り組みをおこなっています。その成果発表の場となるのが毎年行われる「姫路お城まつり」です。世界遺産姫路城を借景に繰り広げられる歴史絵巻とともに大名行列とは?を詳しくご紹介します。
◆第384回『旧トンネルを拠点とした地域の活性化事業』(令和5年12月前半)
制作:近鉄ケーブルネットワーク
経済産業省より「近代化産業遺産」に認定された旧生駒トンネル。1914 年(大正3年)に開通、3、388mをもって生駒山脈を貫通し、大阪から奈良間を最短距離で結びました。その役目の終わったトンネルを利用して、内部の見学ツアーや演奏会などこれまで開催されてきました。さらには気温・湿度が保たれる環境を活かし、新たな商品の生産場所としての活用がスタートしています。番組では、新たな可能性を形にする旧生駒トンネルの内部をご紹介します。
◆第383回『東播磨とため池』(令和5年11月後半)
制作:BAN-BANネットワークス
古くから水不足に悩まされた東播磨地域は農業用水の確保のため、各地にため池が点在しています。地域内で最も古いため池は築造から1300年が経過しているとされ、歴史と共に歩むため池は今も東播磨の人々にとってなくてはならない存在です。
◆第382回『田を潤す矢川隧道~先人はいかに水と共生してきたか~』(令和5年11月前半)
制作:アドバンスコープ
江戸時代、藤堂藩(三重県・津)の命を受け、伊賀盆地では耕作地の開発が進められました。これに伴い田畑に水を引くため、多くの溜池や水路が築かれました。番組では明治のはじめ、農家の人々が苦労して築いた水路の話、名張市矢川(やがわ)に残る矢川隧道(やがわずいどう)・熊岩(くまいわ)をご紹介します。
◆第381回『地域に根付いた「牛」の文化』(令和5年10月後半)
制作:テレビ岸和田
かつて泉州地域で、生活の中心にいた「牛」。今よりも身近な存在でした。岸和田市内でも古くから「牛」にまつわる文化が残されており、牛滝山や牛滝街道、牛神橋など「牛」が付く名称が数多く残っています。そのいわれはそれぞれ異なり、一つには人々の暮らしに欠かせない生活と深いかかわりがあったと考えられています。また、神として信仰されるようにもなり、「牛神」と呼ばれる信仰もその一つです。番組では地域に伝わる「牛」の文化をご紹介します。
◆第380回『プラネタリウムが映したもうひとつの星空』(令和5年10月前半)
制作:ベイ・コミュニケーションズ
2023年はプラネタリウムが生まれてちょうど100周年。この100年間、満天の星空を人々に届け、愛されてきたプラネタリウムにはどんな歴史があるのでしょうか。今回はプラネタリウムが映したもうひとつの星空100年の歴史を振り返ります。
◆第379回『「虎石山能引寺」 鳥取県八頭郡八頭町 』(令和5年9月後半)
制作:全関西ケーブルテレビジョン
鳥取県八頭郡八頭町にある大江谷の奥には虎石山能引寺というお寺があります。この虎石山能引寺は、日本三大仇討ちのひとつ「曽我物語」に登場する「虎御前」ゆかりの寺と言われており、「虎御前」のお墓に願いをかけると美人になれ良縁に恵まれるとの伝説があります。今回番組では、虎石山能引寺及びその周辺地域を巡ります。
◆第378回『草野鍛冶の歴史』(令和5年9月前半)
制作:ZTV
滋賀県長浜市鍛冶屋町は、その名の通り鍛冶で栄えたまち。戦国時代にこの地で作られた槍は「草野槍」と呼ばれ、実戦用の武器として戦でも使用されたとされています。その後、農具をつくる野鍛冶へと姿を変え、昭和までその歴史は続きました。一度廃業したものの、現在は観光の一環として鍛冶屋町に残る「草野鍛冶」の歴史をご紹介します。